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2006年8月21日 (月)

久々にロマンス小説を

久し振りに純粋なロマンス小説のご紹介です。最近はずっとロマンティック・サスペンスばかり読んでいましたが、時々ロマンスだけの・・・愛とか恋だけの小説が読みたくなります。

「あなたがいたから(Nobody's Baby But Mine)」作者はスーザン・エリザベス・フィリップスで出版社は原書房ライムブックス。ライムブックスは「良質なときめきの世界と余韻にひたって頂きたい」と書かれています。

あらすじ-世界的に高名な物理学者であるジェーン・ダーリントン。若くして博士号を取り知的エリートの最前線にいる彼女ですが、自分の生い立ち、育った境遇を幸せとは感じていません。最近、別れた恋人に未練は無い。ただジェーンは「自分の子供」が欲しいと強く願っていました。そんなジェーンが目を付けたのがプロフットボールの超一流クォーターバックのキャル・ボナー。2人の出会いは驚くべき策略によって演出されます。そしてジェーンは妊娠。事実を知ったキャルは「生まれてくる子供の為に結婚するんだ!」と言い放ちます。そして2人の奇妙な結婚生活が始まります。

ジェーンがキャルを選んだ理由はキャルが「南部の田舎者のバカ」だから。これはジェーンがキャルに抱いた第一印象。こんな基準で男性を選択するジェーンの狙いは「自分の孤独な生い立ちと同じ辛さを子供に味わわせたくない」というもの。自分のIQ値が高い為に「IQ値の高い相手ではなくバカでないと駄目」とここまで徹底するジェーン。普通はバカよりは頭がいい方がいいし性格もいい男性がいいですよね。計画通り無事(?)に妊娠したジェーンの前に怒りを露にしたキャルが現れて・・・・ジェーンは結婚する羽目に。そして結婚してからキャルが自分の思い描いたような人物ではないとジェーンは知らされるんです。人生、そうそう上手い具合に事は運ばないってこと。作者は二人の結婚生活の中で二人が見せる苦悩や機微を上手く描いています。二人の会話や行動が面白かったりホロリとさせられたり。そして二人を取り巻く人々の個性豊かさにも注目してしまいます。

わたしの好きなキャラクターはキャルのおばあちゃん。とても個性的で何事にも動じない女性なんです。キャルがジェーンに「本当は君のためにフットボールの試合で勝ってやろうと思ったんだ・・・・まだ、シーズン前だし、試合に勝っても君にはあまり意味がないだろうから。試合に勝つのは簡単すぎて愛の証にならないだろう」と言うシーンがあるんです。頑固なキャルの誠実さが見える一場面です。わたしは試合に勝ってくれるのも嬉しい。「この勝利を君に捧げる」なんて言われたらメロメロになりそう。

この作品は「シカゴ・スターズ・シリーズ」の第三作目です。第三作目から読んでしまったので第一作、二作とボナー兄弟とジェーンがチラッと出る作品もあるそうなのでそれも読んむつもりです。久々にいいロマンス小説に出会えました。

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コメント

それから写コンもありがとうございます!
けっこう喜んでいただける企画で
継続しているんですよね!

小説も写真も人の心を癒しますね。

投稿: 「感動創造」 | 2006年8月21日 (月) 14時44分

「感動創造」様
写コンは皆さんの夏の楽しそうな思い出がいいですね。だから参加させてもらいました。

投稿: *aprile | 2006年8月22日 (火) 13時57分

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