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2006年8月11日 (金)

ちょっと夏向けの小説

またまた小説のご紹介です。今回はヘザー・グレアム「眠らない月(Haunted)」です。これもロマンティック・サスペンスなのですが、少しだけ毛色が違うんです。

あらすじ-ヴァージニア州の小さな町に独立戦争以前から建っている古い屋敷メロディー邸。ここには昔から幽霊が出るとの噂が絶えませんでした。現在の当主で保安官でもあるマット・ストーンは幽霊の存在を信じない合理的な考え方の持ち主だから幽霊の噂もほうっていました。ところが最近になって幽霊が暴力的になり使用人達を怯えさせ始めたためにマットはやむなく超常現象を扱う<ハリソン調査社>に調査を依頼します。依頼を受けて派遣されて来た調査員ダーシーは若くて目の覚めるような美人。霊能力を持つダーシーは不思議な現象の謎を解明する為にメロディー邸に住み込む事に・・・

今回ヘザーが舞台に選んだヴァージニア州はメイフラワー号到着より13年早い1607年に入植が行われた所です。それ以来、独立戦争、南北戦争と2度の戦争を経て来た歴史有る州です。南北戦争の主戦場はヴァージニア州だったそうです。本書にも登場する地名のウィルダネス、スポットシルヴェニア、コールドハーバーは激戦地として名を留めているそうです。

幽霊の登場するサスペンス。目に見える事しか信じないマットと目に見えないものが見え聞こえない声を聞けるダーシー・・・こんな二人が上手く行くわけない。二人は幽霊に対してことごとく反発し合い意見もかみ合いません。そんな中で次々にダーシーに起こる事故と奇怪な夢。でも互いに惹かれあう気持ちを抑えきれない二人。これでこそロマンティックサスペンス。サスペンスではあるのですが、幽霊が登場するんです。ちょっと夏向けの小説かな。この時期には幽霊とかホラーなんか合ってますよね。現実にしか目を向けない頑ななマットは惹かれるダーシーを理解したいのですが上手く行きません。そしてダーシーも自分の能力を気味悪がるマットに完全に心を開く事が出来ないんです。この二人のもどかしい恋の行方は・・・読んでみてからのお楽しみです。

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