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2006年10月18日 (水)

ワールド・トレード・センターを観て来ました

1_6 オリバー・ストーン監督の「ワールド・トレード・センター」を観て来ました。フィクションでなくドキュメンタリーだけあって重いものがありました。

-あらすじ-2001.9.11火曜日の朝。ニューヨーク湾岸局警察のジョン・マクローリン(ニコラス・ケイジ)は「お互いを守り合い、事故の無いように」と言って警察官達をそれぞれの現場へと送り出します。午前8時46分、ニューヨークの街が巨大な地響きに包まれます。現場の警察官達は全員が本部に呼び戻され、退去命令が出たタワー1の緊急避難援助チームが結成されます。リーダーはマクローリン。現場に近付く警官達は言葉を失い、今まで見た事の無い光景に呆然とします。タワー階上で救出を待つ人々の為にマクローリンと共にビル内部に入る事を志願したのはウィル・ヒメノ(マイケル・ペーニャ)、ドミニク(ジェイ・フェルナンデス)、アントニオ(アルマンド・リスコ)、クリス(ジョン・バーンサル)。緊急装備に身を固め酸素ボンベを持って地階からタワー1に向かおうとする彼らの上にタワー2のエレベーターシャフトが音を立てて崩壊し始めます。轟音と共に柱と壁が押し潰され瓦礫が彼らの頭上から降りかかってきます・・・・ここから瓦礫に埋もれた暗闇の中に残された警官達の闘いが始まります。

20001.9.11の同時多発テロは全世界に衝撃的に伝えられました。ツインタワーに航空機が激突する場面は今でも忘れられません。そして・・・ツインタワーが倒壊するのをテレビ画面から見てこれから世界はどうなるのだろうと思ったものです。あのツインタワーの中に生き埋めになった警察官達から話しを聞いて作られただけに胸に迫る物があります。映画としてはドキュメンタリー映画と言ってもいいかもしれません。瓦礫の中で生きる為の闘いをした警官達の会話やツインタワーの崩壊を目の当たりにした残された家族の心情が細かいタッチで描き出されています。3000人近くの犠牲を出した中で消防士の犠牲者が一番多く。次いで港湾職員。この内の37名は警察官だそうです。そして市警の犠牲者が23名。救出されたのは20名。ヒメノ巡査は18番目にマクローリン班長は19番目に救出されたそうです。エンドロールの前に港湾局警察官の犠牲者の名前がスクリーンに表示されます。終わってからも重いものが残る作品ですが、2001.9.11の悲劇が平和の尊さを教えてくれています。

瓦礫の下で生き残ったマクローリンはヒメノに「眠ったら死んでしまう・・・お前が死んだら俺も死ぬ」と言うとヒメノが「じゃあ、死なないようにします」と返して彼らは最後までこの約束を守り通します。タワーが崩壊して何度もこれが最期かと思う瞬間が来ますが、二人は諦めませんでした。その内マクローリンとヒメノは自分の事やお互いの家族の話を始めます。ヒメノの家族の話を聞いたマクローリンが無反応な無線に向かって「ヒメノは生まれて来る子供の名前を妻が考えた名前だからオリヴィア」と言い「妻と子供達に愛していると伝えてくれ」と呼びかけるシーンは泣けます。マクローリンが朦朧とした意識の中で妻に対して「俺は力いっぱい君を愛せただろうか?」「俺は君の期待通りの夫だっただろうか」と自問すると妻のドナが「瞬間、瞬間に幸せを感じていたわ・・・幸せってそんなものでしょう」と返すんです。どんな時でも「瞬間、瞬間に相手に対してわたしは幸せを感じさせているのだろうか」と自問してしまいました。darlingはどう思っているんでしょうか・・・こんな風にわたしの事を思い出してもらえるのかな?

残されたマクローリンとヒメノの家族の苦悩はどんなものだったのでしょう。死んでいるかもしれない・・・・そう思った時の心の張り裂けそうな思い。子供と一緒に過ごす姿や何かをしている夫の姿、印象に残っている会話を思い出す妻達。信じられない思いとままならない状況の中で待つ事しか出来なかった辛さ。「生存者が居る」の一報が伝えられて駆けつけた病院ですれ違う2人の妻。妻達の苦悩するシーン、辛さは痛いほど共感出来ます。自分がドナやアリソンの立場だったらと思うと涙・涙・涙です。

この惨事の中で救助に向かう誰もが「何かあったら妻と子供に愛している、と伝えてくれ」と言い残して瓦礫の下に入って行ったそうです。救助する側もされる側にも家族愛があり、瓦礫の下からマクローリンとヒメノを救ったのも家族愛でした。モデルとなったマクローリン氏とヒメノ氏がスクリーンに登場しているんですよ。マクローリン氏はラストシーンにヒメノ氏は警官に扮しています。

2001.9.11・・・1年前の同じ時期にdarlingは研修でアメリカに滞在しこの地に居ました。darlingの研修が1年後だったらと思うと今でもゾッとします。わたしもドナやアリソンと同じ立場に立っていたかも知れないのですから。

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コメント

お!

ご覧になりましたか!

私も観たいんですよね!

でも、来週からの「硫黄島」二作も
必見だしなぁ~!!

キムタクの時代劇に、大奥に、007に・・・

観たいのが続くんですよぉ!

投稿: 「感動創造」 | 2006年10月18日 (水) 18時34分

こんにちは。
家族愛の良い映画の様ですね。
自分もその立場になったら、どう思うか
考えさせられる映画ですね。
そう言えば、事件の起こったこの日に
英ヒースロー空港で、私は手荷物検査でかなり時間が掛かった覚えがあります。
その時はまだ事件が起こる前だったのですが、
そう言った情報は事前に入っていたんでしょうか?

平和な時代である様にあの虹に願いたいですね。

投稿: ともくん | 2006年10月19日 (木) 08時47分

「感動創造」様
ワールド・・・は観終わってからも重い何かが残ります。でも平和の有難さを実感します。
これからたくさんの観たい映画が封切られます。
「硫黄島」も観に行きます。「長州ファイブ」「イゾルデとトリスタン」「シャーロットの贈り物」etc・・・火曜日のレディースデーを活用します(笑)

投稿: *aprile | 2006年10月19日 (木) 15時34分

ともくん様
家族愛を中心に9.11を描いています。夫の立場、妻の立場で見ると見方も感じ方も違うのでしょうが・・・どちらの立場でも家族を思う気持ちは同じだと思います。
平和の尊さ大切さをもう一度、顧みたくなる作品です。平和な時代でありますように。

投稿: *aprile | 2006年10月19日 (木) 15時39分

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8月11日アメリカ公開  映画は公開初日に見るものだ。 少なくとも、公開3日以内には見たい。 客層が全く違う。 本当に、その映画を見たい人だけが集まっているから、独特の雰囲気と熱気に包まれる。 「ワールド・トレード・センター」を公開初日...... [続きを読む]

受信: 2006年10月27日 (金) 14時43分

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