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2006年10月10日 (火)

映画「出口のない海」

久々に映画に行ってきました。やっと映画を観る時間が取れるようになりました。何を見ようかと迷ったのですが、今日は佐々部清監督の「出口のない海」を見てきました。

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「出口のない海」

あらすじ-1945年、1隻の潜水艦イ36号が敵の爆雷を掻い潜って海中を進んで行くシーンから始まります。爆雷に激しく揺れる艦内には「回天」の乗組員である4人の若者もいました。甲子園の優勝投手だった並木浩二(市川海老蔵)、並木の同窓生の長距離ランナー北勝也(伊勢谷友介)、いつも朗らかな佐久間安吉(柏原収史)、歌の得意な沖田寛之(伊崎充則)。彼らは青春真っ只中の青年たち。二度と帰れないと知りながらも最後まで夢を諦めなかった若者たちの物語です。最後の秘密兵器「回天」のほとんど知られていない真実を伝えてくれる映画です。

人間魚雷「回天」の名前は知っていました。そしてそれが海中の特攻兵器だという事も知っていましたが、戦局が悪化し始めてから戦局を逆転させる為に考案されたものだとは知りませんでした。「回天」とは不思議な名前だな~と思ったのはわたしだけではないはずです。その「回天」の名前には“天を回らし、戦局を逆転する”願いが込められていました。でも当時は機密保持のため「○六金物」という秘密名称で呼ばれていたそうです。

戦争によって希望に満ちた未来を断ち切られた若者たちはたくさんいたと思います。夢を諦めて愛しい人々への気持ちを胸に秘めて青年達は「回天」に志願します。「回天」に乗り込む青年達は壮絶な使命に向かって突き進みました。何の為に死ぬのか・・・北中尉は「軍神になる為に回天で死ぬしかない」と言います。並木少尉は「それは自殺行為だ」と返します。並木は「回天という特攻兵器があった事を後の時代に伝える為に死ぬんだ」と言いました。一人乗りの「回天」で出撃を待つ時の孤独と恐怖はどれほどのものだったでしょう。映画の中で隊員がストップウォッチ一つで行動する場面が有りました。そのストップウォッチ一つが命の長さを刻んでいたのだそうです。こんな極限の状況は平和に暮らしているわたしには想像も付きません。愛する人々を守りたい気持ちを胸に秘めて散って行った青年達の壮絶な生き様、死に様を見ることが出来ます。そして「回天」という海中の特攻兵器があったという事実を知ることが出来ます。涙腺の弱い方はどうぞ大きなタオルを用意して見に行って下さい。戦争の悲惨さ、その戦争の中で必死に生きる青年達の姿に涙が止まらなくなります。月並みですが、やはり戦争は二度と起こしてはいけないと思いました。

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「シネマ」カテゴリの記事

コメント

*aprile さん

こんばんは!

いかれましたか。
実は私も観たんです。
まだ記事にはしてませんが。

どうしても男たちの大和と比較してしまうと
たんたんとした印象ですが
その分、染み込んでくる面もありましたね。

「俺は、こんな兵器が存在したということを、後世の人達に知ってもらうために死んで行く・・・」
この台詞が本当に泣けました。

投稿: 「感動創造」 | 2006年10月10日 (火) 16時54分

こんばんは。
話題の映画に行かれんですね。
以前こちらのブログで紹介されてから気になってました。
なんとも切ない物語のようですね。観に行くときは、
バスタオルと化粧道具を持ってないと・・・かな?
*aprileさんは、涙腺大丈夫でしたか?

投稿: iram | 2006年10月10日 (火) 19時11分

「感動創造」様
「男たちの大和」に比べると「回天」自体が有名じゃありませんが、ここにも戦争はあって青春を犠牲にした若者達がいたんです。
人間魚雷の存在をもっと知って欲しいですね。あの孤独な戦いと恐怖は想像しがたいです。
もう映画の最後の方は涙でスクリーンが揺れてました。

投稿: *aprile | 2006年10月10日 (火) 21時14分

iram様
回天は有名じゃありませんが、人間魚雷という特攻兵器があったのだという事実をもっと多くの人に知ってもらいたいと思いました。切ない物語です。
わたしも涙腺は強い方ではないのでハンカチが離せませんでした(笑)

投稿: *aprile | 2006年10月10日 (火) 21時19分

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