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2006年11月 1日 (水)

父親たちの星条旗を見てきました

2_4 日米双方の視点から描かれている硫黄島の2部作でクリント・イーストウッド監督の話題作「FLAGS OF THE FATHERS」(父親たちの星条旗)を見てきました。

*あらすじ*-ウィスコンシン州で葬儀社を営む老人ジョン・ドク・ブラッドリー(ライアン・フィリップ)が最期の時を迎えようとしている。彼は1945年に海軍の衛生兵として硫黄島の戦いに赴き、海兵隊員たちと共に激戦を戦った。そしてそこで撮られた1枚の写真によってアメリカ中から“英雄”と讃えられた男だった。だが、彼は後の人生の中で硫黄島での戦いを家族に一言も語らず、アメリカ中に渡った写真についてもひたすら沈黙を押し通した。息子は父の人生を知る為に硫黄島の真実を辿り始める。

長引く戦争に疲弊したアメリカ国民を熱狂させた1枚の写真。それは硫黄島での壮絶な戦闘の中、摺鉢山の頂上に翻る星条旗を掲げる6人の兵士の姿だった。6人の英雄はマイク(バリー・ペッパー)、フランクリン(ジョセフ・クロス)、ハンク(ポール・ウォーカー)、レイニー(ジェシー・ブラッドフォード)、アイラ(アダム・ビーチ)、そしてドク(ライアン・フィリップ)。硫黄島での勝利宣言をしたはずの写真に写っていた6人のうち3人は生還出来なかった。生還出来た3人-ドク、アイラ、レイニーは戦費を調達するために戦時国債キャンペーン・ツアーに駆り出されてしまう。

1945年に硫黄島で撮影された1枚の写真が太平洋戦争の運命を変えました。その1枚の写真が戦争を終わらせたとも言われるそうです。凄惨な戦場から引き離された3人を待っていた“英雄”扱いの日々。戦場で戦っている戦友に対する罪悪感、空しさが日々3人の心に陰を落します。戦友達の為、戦争を長引かせない為だと自分に言い聞かせます。「本当に戦争を知っている者は自分の見聞きした事、体験した事は絶対に語らない」という台詞がありました。「英雄とは何かの目的で作られるものだ」・・・そうかも知れません。映画の中で兵士の1人が「俺は英雄なんかじゃない。ただ弾を避けていただけなんだ。弾に当たって死んでいった者の方が英雄だ。俺があそこで(硫黄島)やってきた事はひどい事だ。だから誇れる事なんて何も無い。」と言います。それが戦争なのだと思います。戦争で“英雄”に祭り上げられた後の人生を見ると戦時中の“英雄”が国民や兵士を鼓舞するだけの道具だったのがよく分かります。この映画は台詞の一言、一言が重いです。

戦争を知らない世代が多くなった日本。そして悲惨な戦争を語れる人はどんどん少なくなっていきます。そんな中でわたし達は悲惨な戦争を避ける努力と平和を守る勇気を持たなくてはならないのだと思います。武力で何でも解決しようとする安易な考え方をしないようにしてもらいたいものです。この映画を観て平和の尊さを実感しました。

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コメント

こんばんわ。

『父親たち~』良いですね!ひなたも見たいんですよ~(><)だけど見に行く時間が無くて↓▼◆●■こっちを見たら『硫黄島~』の方も気になりますし…。
同じ舞台なのに、双方の視点で描いた映画って凄いですよね!イーストウッド監督は考える事が違いますッ★。

投稿: ひなた | 2006年11月 1日 (水) 17時39分

*aprile さん

こんばんは。ご覧になりましたね!
あのネイティブインディアン(名前忘れました)が、畑を耕しているとこへ、アメリカンが写真をせがむシーンが印象的でした。。。
「英雄だぞ!英雄!」って・・・・

硫黄島からの手紙の予告編もすごかったですね。

投稿: 「感動創造」 | 2006年11月 1日 (水) 19時09分

こんんばんは。

近頃、余裕ですね。
映画行きたい症候群(?)だったのにね。
今は、時間にゆとりがあるのでしょうか?

投稿: tami | 2006年11月 1日 (水) 22時42分

ひなた様
そうですね。「父親たち~」を見たらもう絶対に「硫黄島~」も見ないと。
同じ島で繰り広げられた戦争ですが、戦争よりも人間を見て欲しいそうです。「父親たち~」の方はフラッグに関わった人々がその後どんな人生を歩んだかを見て欲しいそうです。

投稿: *aprile | 2006年11月 2日 (木) 14時27分

「感動創造」様
アイラでしたっけ?あのネイティブの人。
戦場に残りたかった気持ちが強すぎて荒れてしまいますね。「英雄だぞ、英雄」って言った後にチップを押し付けられて・・・同じネイティブの人からも孤立していた感じです。
「硫黄島~」の予告編だけで泣きました。本編を見たらどうなるんでしょうね(笑)

投稿: *aprile | 2006年11月 2日 (木) 14時31分

tami様
そうなんですよ。
秋のイベント(華道展)が終わって今は時間が取り易いんです。そうそう。ちょっと前までは「映画に行きたい症候群」でした(笑)
今は「スタジアムでサッカーが見たい」贅沢な病に取り付かれつつあります。後残す試合も少なくなってきたし・・・

投稿: *aprile | 2006年11月 2日 (木) 14時35分

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