« そろそろ衣替えかな? | トップページ | カランコエが増殖中 »

2007年4月30日 (月)

「BABEL(バベル)」を見て来ました

ゴールデンウィーク中の映画館はごった返していました。幼児から中高生までが大半を占めていました。今は何が上映されていたかな?「クレヨンしんちゃん」?「名探偵コナン」?それとも「ポケモン」?「コナン」は午前中の上映分のチケットは完売でした。

Babel_1 * あらすじ * 始まりはモロッコの少年が放った一発の銃弾だった。モロッコの山村で暮らすアブドゥラは生活の糧である山羊をジャッカルから守るために一挺のライフルを買い二人の息子、アフメッド(サイード・タルカーニ)ユセフ(ブブケ・アイト・エル・カイド)に渡した。山羊番をしながら二人は試し撃ちを始めるが、全く当らないアフメッドに代わってユセフが眼下を走るバスを狙い撃ちする。撃たれたのはバスに乗っていたアメリカ人夫婦の妻、スーザン(ケイト・ブランシェット)。スーザンは夫のリチャード(ブラッド・ピット)と気乗りしない旅の途中だった。二人は見失った絆を探す為に旅行に来ていた。アメリカに残ったスーザンとリチャードの子供達にも事件の影響が及ぶ。息子の結婚式に出席する予定のあったメキシコ人の乳母アメリア(アドリアナ・バラッザ)マイク(ネイサン・ギャンブル)デビー(エル・ファニング)を連れて息子の結婚式が行われるメキシコへ向かう。白井名人に預けるよりも連れて行く方が安全だと考えたアメリア。モロッコでスーザンを狙撃したライフルの書類上の所有者はヤスジロー(役所広司)だと判明する。モロッコにハンティングに行った時にガイドをしてくれた男にお礼としてライフルを譲っていた。ヤスジローは妻を自殺で亡くし聾唖の娘チエコ(菊池凛子)は母親の自殺のショックから立ち直れずに父親に反抗する。障害を持つチエコにとって自分の気持ちを伝えるのは簡単なことではなかった・・・・3つの国の出来事が4つの国を巻き込んで行く。

Babel_2 「バベルの塔」とは神に反抗的で名を揚げることが動機の高慢で傲慢な人々が築き始めた塔の事です。

この映画で使われているBABEL(混乱)の始まりの地でもありました。聖書の創世記11章1節には「全地は一つの言語、一式の言葉のままであった」とあります。この時はまだ、言語は一つでした。

しかし4節では「我々の為に都市を、そして塔を建て、その頂を天に届かせよう。そして大いに我々の名を揚げて、地の全面に散らされることの無いようにしよう」と人々は反抗的で神よりも名を揚げるための塔を築こうとします。

これを見た神が7節で「さあ、わたしたちは下って行って、あそこで彼らの言語を混乱させ、彼らが互いの言語を聴き分けられないようにしよう」と言われます。

9節に「それゆえにそこの名をバベルと呼ばれた。そこにおいて神は全地の言語を混乱させたからであり、神は彼らをそこから地の全面に散らされた」とあります。バベルとは「混乱させる」という意味を持つ動詞バーラルから派生した言葉です。

現在の世界情勢はどうだろうか?BABEL(混乱)が象徴するような世界になって居ないだろうか?同じ言語を話す人にも思いや心が通じないもどかしさ。他の言語を理解出来ない為に生じる誤解。自分中心的な考えが他の人から自分を隔ててしまう悲しさがBABELの中には描かれている気がします。同じ国、文化、言語であってもコミュニケーションの難しさを感じるのは何故だろうか?こう考えると他の言語が本当の意味での境界線ではないと解ってきます。境界線は人々がお互いに対して関心を示さず気遣いを欠いているからではないだろうか?根本にある愛が欠けているからだと思います。映画の中で同じ言語の人と分かり合えずに苦しむリチャードが居ます。そのリチャードを理解するのはモロッコのガイドや現地のモロッコ人です。そして聾唖の少女には手話と言う言語しかありません。だから一般の人と交われない孤独や気持ちを伝えられない悲しみが画面から溢れ出ています。人と人が繋がる時に何が必要になるのだろうか?と今一度、考えさせられました。わたしは人と交わる時に自分から隔たりを作っていないだろうか?と自問したくなりました。夫婦が、親子が、乳母と子供が繋がるのは言葉ではありません。温かでしっかりとした「愛の絆」です。痛みの多い今、この世界に本当に欠けているのは「愛」だと気付かされる映画です。

|

« そろそろ衣替えかな? | トップページ | カランコエが増殖中 »

「シネマ」カテゴリの記事

コメント

*aprile さん

おはようございます。
この映画、観た人が気分悪くなって倒れる方々がでているようで問題になってますね。

大丈夫でした?

それから先週は、私も色々ありまして、ブログには書いてませんが、大阪へ行っていたり、結膜炎になってしまったりと・・・

なかなかハードな月末でした。

5月も宜しくお願いしますね~~!!

投稿: 「感動創造」 | 2007年5月 1日 (火) 08時00分

お久しぶりです。
バベル面白そうですね。CMやいろんな紹介を見ていると少し内容がヘヴィな感じでしょうか。好きなタイプの映画だと思います。私もGWに何か見に行こうと思っています(たぶんロッキーか東京タワーになると思います、ベタですが・・・)。

投稿: yamamo8 | 2007年5月 1日 (火) 13時10分

「感動創造」様
大阪に行かれたり結膜炎になったり・・・大変でしたね。
本当にハードな月末だったんですね。
もう、結膜炎は大丈夫ですか?
そうらしいですね。日本のクラブに遊びに行ったシーンで光が凄い点滅をするんです。
これで気分が悪くなった人が居るらしいですね。
わたしは大丈夫でした(笑)

投稿: *aprile | 2007年5月 1日 (火) 14時41分

yamamo8様
色々な所でつながりを持つ面白さが有りますね。
ロッキーか東京タワーですか?BABELも見て欲しいです。
わたしも東京タワーを見ました。
親子の絆・・・どこにでもある親子の関係にわたしは母親の有難さと愛を再確認しました。
GWの映画、楽しんで下さいね。

投稿: *aprile | 2007年5月 1日 (火) 14時47分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/146448/14898162

この記事へのトラックバック一覧です: 「BABEL(バベル)」を見て来ました:

« そろそろ衣替えかな? | トップページ | カランコエが増殖中 »