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2007年4月24日 (火)

「東京タワー」を見てきました

ドラマなんて殆んど見ないわたしですが、映画は好きです。TVドラマにもなっていたようですが、ドラマは見てないわたしです。「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」を見てきました。この映画はちょっと気になっていたんです。

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*あらすじ* 1960年代。オカン(内田也哉子)は遊び人のオトン(小林薫)を捨てボクを連れて小倉から筑豊の炭鉱町にある実家に戻った。オカンは妹の小料理屋を手伝いながら女手一つでボク(田中祥平)を育てた。1970年代、15歳になったボク(冨浦智嗣)は寂れた筑豊の町を出て行きたくなって大分の美術学校に入学する。1980年代、憧れの東京に出て美大生になったボク(オダギリジョー)ナウいヤングにもなりきれず自堕落な生活を送っていた。1990年代、溜まった借金を返すために何でもかんでも仕事を引き受けているうちに、ボクはいつの間にかイラストレーター兼コラムニストとして食えるようになって来た。やっとオカンに心配をかけずにやっていけると思った矢先、オカンが癌に侵されていると知らされる。

2_6 「この話は、東京に弾き飛ばされ故郷に戻っていったオトンと、同じようにやって来て帰るところを失ってしまったボクと、そして、一度もそんな幻想を抱いたこともなかったのに、東京に連れてこられて、戻ることも帰ることもできず、東京タワーの麓で眠りについた、僕の母親の、ちいさな話です」・・・で映画が始まる。リリー・フランキーが亡き母への思いを綴って200万部を超える大ベストセラーとなった自伝小説の映画化。

物語の語り手であり現在のボクを務めるオダギリジョーが自堕落な青春を送った。「こんな男の人、居るよね」と聞かれれば誰もが頷くような頼りなくナイーブなだらしない普通の男を演じています。そのボクのオカンを樹木希林が映画の真ん中で堂々と日本の母を演じてくれています。若き日のオカンを本格的な演技は初挑戦となる樹木希林の実の娘の内田也哉子が演じています。内田也哉子が母自身を演じる事で映画の中に本物の親子のぬくもりを感じさせます。オカンと離婚をするでもなく、オカンとボクにつかず離れずのオトンは自分の自由を愛する男。でも、裏を返せば自分の居場所を見つけられずにいる日本の父親の切なさを感じさせます。

母親と父親、母と子、父と子、愛情や友情、それぞれの青春。どこにでもある普通の人が普通に生きた物語ですが、普通に生きることの難しさ、情けなさ、おかしさ、素晴らしさを見詰直したのがこの「東京タワー」だったような気がします。この映画では愛情深く、息子をいつも気遣っている母親の強さを感じました。

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コメント

こんにちは(*^_^*)
この本私も読みました。
内容は派手でもなく普通の親子のストーリーなんですが、最後読みながら涙がとまらなくなりました。
なにがなんで、泣くんだろうって自分でも不思議なくらいでした。
でも、こんなオカンに私もなりたいな~って思ったよ(#^.^#)

投稿: かかさま | 2007年4月26日 (木) 13時45分

かかさま様
そうなんですよね。
普通の親子の物語なんだけど・・・心に響く物があるんでしょうね。どこにでも居そうな普通の親子だからかな。
オカンの強さと優しさが素敵でした。
母親の有難さを再認識した気がします。
母親って本当に大きな存在なんですね。

投稿: *aprile | 2007年4月30日 (月) 20時48分

投稿: Axel | 2007年6月 3日 (日) 19時19分

投稿: Axel | 2007年6月 4日 (月) 17時29分

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