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2007年7月13日 (金)

ヘザー・グレアムの「甘い香りの誘惑」

Photo_31 お気に入りの作家、ヘザー・グレアムの長編小説をやっと読み終わりました(笑)最近は長編小説を読み終わってから次の小説のページを繰るまでに時間がかかります(笑)

今回ご紹介する小説「甘い香りの誘惑(Dorp dead gorgeous)」もロマンティック・サスペンスです。

*あらすじ* 少女マンディが池で溺死した事件でボーイフレンドだったショーンは殺人罪に問われた過去があった。事件後、故郷を追われるように去ったショーンがベストセラー作家として15年ぶりにマイアミに帰って来た。そしてショーンに恋心を抱き、大きな秘密を抱えたローリ・ケリーもマイアミに戻って来た。ショーンとローリの帰郷を待ち構えていたかのようにかつての仲間で溺死したマンディの親友エリナーが惨殺される。二人は運命に導かれるように再会し過去と現在が交錯する中で恋に落ちていく。そしてかつての仲間達との親密な交流と恋模様が絡まり合い物語は展開する。やがて第二、第三の悲惨な事件が起こってしまう。

原題の“Drop Dead Gorgeous”は「はっとするほど、息が止まるほど魅力的」という意味だそうです。これは魅力的な男性に対する形容なのだとか。ヘザーの作品は登場人物が魅力的な特徴があります。そして今回は魅力的な男性が何人も登場します。主役級の人物像がよく書き込まれているのは言うまでもありませんが、脇役達も実によく書かれているんです。悪がきだった友人が刑事や巡査になり、離婚した筈の友人夫妻が未だに熱々の関係を続けている。そしてローリの息子や友人ジャンの娘の存在感があり、端役のポルノ女優までもが忘れ難い印象を残しています。

15年の時を経て集った昔の仲間達。その仲間達は弁護士に殺人課の刑事、警官、不動産業者、珈琲ショップのオーナー、教師兼デザイナー、ドキュメンタリー映画の監督、海洋生物学者、ベストセラー作家兼法人類学者と様々な仕事に就き誰もが自分の仕事に誇りを持ちそれなりに成功を収めています。そんな昔の仲間の中でひっそりと息を潜めて自分の周囲を観察している犯人がいます。そして自分は決して捕まったりはしないと笑っています。そして仲間達と一緒に居れば安全だと思う女性を底抜けの阿呆だと犯人は笑います。親身になって心配してくれる、気を許した仲間が豹変するなんて誰も考えないし、信じないでしょう?魅力的な仮面の裏に潜む連続殺人犯の恐ろしい顔を覗かせるのは被害者が死を悟った時。誰をもが魅力的で誰もが疑わしい。さて、真犯人は誰なのか、あなたの目で確かめて下さい。

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コメント

こんにちは(*^_^*)
サスペンス大好きなんですが、活字で読むのは苦手です(>_<)
ましてやカタカナの名前なんかでてきちゃ~何回前に戻る事か・・・(ーー;)
私には2時間ドラマのサスペンスが一番いいかも!

投稿: かかさま | 2007年7月13日 (金) 15時42分

*aprile さん

こんばんは!

長編、推理物、サスペンス物、嫌いじゃないんですが、思い返すと最近はビジネス関連本ばっかりになってました・・・

どこかハワイとかビーチで、ゆっくりとこの手のを読みたいですね~(ちょっと贅沢ですが)

投稿: 「感動創造」 | 2007年7月13日 (金) 19時00分

かかさま様
わたしはどちらかというと活字が好きです。
自分が好きなように人物や背景を想像しながら読むのがいいんです。
だから原作が映画なんかになると違和感があるんです(笑)

投稿: *aprile | 2007年7月14日 (土) 15時03分

「感動創造」様
わたしの方はビジネス関連の本を読んでいません。
必要ない?とは思わないのですが、今のところは新聞で情報を仕入れるくらいで大丈夫そうです(笑)
ビーチでゆっくりと本を読むのって本当に贅沢ですよね。そんな休日を過ごしたいな。

投稿: *aprile | 2007年7月14日 (土) 15時06分

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