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2007年7月25日 (水)

ビヴァリー・バートン「星降る夜に、だれかが」

Photo 今回はハーレクインの「狼たちの休息」でお馴染みのビヴァリー・バートンの長編小説を星降る夜に、だれかが(原題:Every move she Makes)」ご紹介します。

*あらすじ* 15年前に義父殺しの濡れ衣を着せられて有罪判決を受け刑務所に服役していたリード・コンウェイが故郷のアラバマ州スプリング・クリークに帰って来た。冤罪で15年間の自由を奪われたリードは真犯人を突き止めて復讐を果たす固い決意を胸に秘めていた。だが、リードが故郷に帰って早々に裁判官であるエラ・ポーターの元に差出人不明の卑猥な手紙が届き始めた。それは15年前、リードがエラの父親に起訴された事を恨んでエラに送りつけた手紙とそっくりだった。15年振りに再会したリードの粗野でセクシーさに強く惹かれるエラ。リードに対する気持ちを持て余している間に卑猥な手紙から無言電話、家宅侵入へとエスカレートし、エラの身に危険が迫る。

リードは貧乏な白人が住む地域で育ったが、優秀なフットボール選手として将来を約束されていた。18歳の頃から少女達を惹き付けるハンサムな顔とセクシーな魅力を持っていた。15年服役して仮釈放になったリードは人を魅了する冷たい眼差しを持ち「気だるく粗野な色気が肌から染み出た」セクシーな男になっていた。一方のエラ・ポーターは上院議員の父とアラバマ州屈指の旧家出身の母に養女として育てられた。30歳のエラの職業は裁判官。養母キャロリンに一度も綺麗だと言われた事のないエラだったが、母が勧める退屈な男性との結婚も気が進まない。でも、リードには「キスして欲しい」と思うし、エラを落ち着かない気持ちにさせて昂ぶらせる。エラは抗いながらも惹かれる思いを止められない。それはリードも同じ。今までに会った誰よりもエラはとびきりセクシーでもとびきり美人でもない。それなのにエラを思う気持ちは募るばかり。

ビヴァリーといえばエラとリードのようにグッドガールとバッドボーイのロマンスが得意です。描かれているバッドボーイはタフで男性的。けれど傲慢でも残忍でもないんです。ビヴァリー自身も「ヒーロー達はわたしが愛し尊敬するタイプの男性なの。強くて男らしく、威圧的でさえあるけれど、真の優しさを持ち女性を尊敬し、深く誠実な愛を与えられる男」と言っています。本作品のリードもそんなヒーローです。エラは心のうちに情熱を秘めた女性で、本物の愛を求めています。リードとの関係が進展すると自分の立場がどうなってもリードの力になろうとする芯の強さを見せてくれます。

舞台となっているアラバマ州は古き良き時代の面影濃いディープサウス(深南部)の中央部に位置する州。大都市の多い北部に比べて南部の社会は保守的で今も階層格差が残っているそうです。エラとリードの“身分違いの恋”も南部だから真実味が増し、その障害ゆえに二人の恋はいっそう燃え上がるという訳です。

あ~こんな恋をしたのはいつの頃だったのか・・・。ロマンティック・サスペンスを読みながら登場する男性に恋をしています。こんな想像上の恋もいいものです。う~ん、本を読む度に恋人が増えてしまいます(笑)

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コメント

*aprile さん

こんばんはー!

ただいま帰ってきました!

いえいえ、こちらこそ!失礼しました。私の方の不具合だったのだと思います。

たまには、メールも新鮮でいいですね(笑)

これからもヨロシクです!

ハーレクインを読んで想像上の恋!

のめり込みそうですよね~!!!

投稿: 「感動創造」 | 2007年7月25日 (水) 22時08分

「感動創造」様
メールも新鮮でよかったですね。
こちらこそこれからもヨロシクお願いします。
男性には本を読んだりして想像上の恋をするなんて事は無いんでしょうか?
わたしにはたくさんの恋人がいます(笑)
読んだ本の中でもこの男性はちょっと敬遠ってヒーローもいますけどね。

投稿: *aprile | 2007年7月26日 (木) 10時40分

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