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2007年9月24日 (月)

リンダ・ハワードの「夜を抱きしめて」

Photo_2 わたしにとって最近は「読書の秋」が継続しています。今回はリンダ・ハワードの「夜を抱きしめて(原題:Cover of night)」。

*あらすじ*アイダホ州ビタールート山脈の奥地にある平和な僻村トレイル・ストップでケイト・ナイチンゲールは小さなB&B(bed&breakfast)を営んでいた。ケイトは3年前に夫を亡くし29歳で未亡人になり生後9ヶ月の双子の男の子を育てる為にシアトルに住み続ける事を断念し、トレイル・ストップに移り住んだ。そんなケイトのB&Bに宿泊していた一人の客が荷物を残したまま行方が分からなくなった。その男が失踪してから数日後、武装した怪しい男達がやって来た。男達が失踪した男の荷物を奪い取りトレイル・ストップを去った。その後、事態は思いがけない方向に進み始める。

今回の舞台は僻村。都会で働きながら子供達を育てるのは大変なことだとシアトルに住むのを諦めたケイトが選んだ場所がトレイル・ストップ。携帯電話も繋がらない、高速インターネットを利用する事も出来ない、テレビは衛生放送のみで雪に妨げられて受信状態も悪い、近くに大型スーパーもなければ郵便局すらない、食料品の買出しには片道1時間かかる・・・そんな場所にケイトは双子の男の子と住んでいます。不便な所だけど手付かずの自然が残っていて子供達といつも一緒にいられて、子供達を安心して表で遊ばせられるんです。そしてこの地は若くして亡くなった夫とロッククライミングをするために何度も訪れた思い出の場所。

このトレイル・ストップの住人達は中年以上の人が多く、ケイトと同世代の住人は一組の夫婦と便利屋をしている内気な男性だけ。ケイトは夫の死を乗り越えようと双子の男の子の子育てとB&Bの切り盛りを一生懸命にこなしていました。そしてよそ者を寄せ付けない僻村にもマフィンやスコーンを提供する事で溶け込む事が出来ました。ケイトの双子の男の子、タッカーとタナーは便利屋ミスター・ハリスことカルの道具箱に夢中なんです。古い家をB&Bにした為に何処かしら修繕が必要になるとミスター・ハリスを呼びます。ミスター・ハリスを見つけると双子達は道具箱めがけて飛んでいきます。子供とは気長に相手をしてくれるが、ケイトの前では真っ赤になってまともに口をきけなくなる、それがケイトのミスター・ハリスに対する印象でした。そんなケイトの周りには村の便利屋のカルをはじめ、飼料店を経営する元修道女のニーナや元軍人で狩猟ガイドのジョシュアなどユニークな経歴の持ち主がいます。村が危機的な状態に陥った時、カルの本来の姿を目にしたケイトは村の人々の事を理解していなかったのだと気付かされます。ケイトとカル。そして思いもかけないカップルがもう一組出来上がります。

アメリカ北西部に位置するアイダホ州は北はカナダと接していて、主要産業は農業と観光と鉱業。アイダホ=ジャガイモと思い浮かべるのはアメリカ人も同じようです。アイダホは手付かずの自然が残っているから山登り、スキー、カヤック、釣り、ラフティング、乗馬、ゴルフ、マウンテンバイク等のアウトドア・スポーツが思い切り楽しめるそうです。大自然の懐に抱かれた所なんですね。本文の中にも「9月の半ば頃から雪が降り始める時もある」と書かれていました。と言う事はスキーシーズンはとても長いですね。そんな所で一冬を過ごしてみるのもいいかもしれません。

お彼岸も過ぎて明日は中秋の名月。皆さんの秋はどんな秋になりそうですか?お気に入りの本や読んでみたかった本をお供に秋の夜長を過ごしてみるのもいいと思いませんか?

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