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2007年10月13日 (土)

ヘザー・グレアムの「四世紀の恋人」

Photo 読書の秋にヘザー・グレアム「四世紀の恋人(原題:A Season of Miracles)」のご紹介です。最近はわたしのお気に入りの作家の作品をローテーションでご紹介しています。

*あらすじ* プロローグは四世紀前のクリスマス。魔女の汚名を着せられた女性が“助けに来ると誓った”夫を待ちながら火刑台で若い命を落とした。時は流れて現在。ジリアンは祖父の経営するルウェリン・エンタープライゼズで今をときめくデザイナーとして活躍している。祖父は最近、いとこの同窓のロバートを重役として会社に招き入れた。ハロウィンの夜、ジリアンはパーティーで占い師に奇妙な警告を受ける。以来、ジリアンは火事で体を焼かれる夢を見るようになった。そして相次ぐ不審な事故が起こる。

今回のヘザーの作品はハロウィンからクリスマスまでを描いています。アメリカ人がイメージするクリスマスとは“雪に埋もれたクリスマス-本物の火が燃える暖炉が部屋を明るい色に染め、窓の外には一面の雪景色が広がっている”だそうです。そしてニューヨークのロックフェラー・センターのクリスマスツリーをニュースで見なければクリスマスを迎える事はまずない・・・そうです。

ジリアンは毎年、森と野原が雪に閉ざされるコネティカットの屋敷でクリスマスを過ごしています。ジリアンは早くに両親を亡くし祖父と一緒に暮らすという深窓の令嬢。だが、現代を生きる深窓の令嬢は大富豪の孫として祖父の経営する会社で仕事を持っているんです。そして一年前には夫を亡くし未亡人になりました。

時を越えた愛を書きたかったヘザー。だからこそ時間を超えた愛と奇跡、超自然的な現象が物語を深めています。オカルト的な部分もありますが、超常現象を信じない人でも無理なく読める本になっています。ジリアンとロバートのお互いに感じる不思議な感覚やジリアンの亡くなった夫マイロの出現が過去を彷彿とさせる場面もたくさんあるんです。クリスマスの奇跡を信じるように目に見えないものを信じさせる何かがこの世の中にある、と感じさせる物語です。時空を超えて出会った瞬間に感じる懐かしさ・・・そして二人の間に燃え上がる情熱。こんなにも愛されたなら女として本望かな(笑)

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